登記手続きや裁判所、あるいは公証役場などへの提出書類提出などを行う司法書士は、国家資格です。年に1回、毎年7月に行われる司法書士の試験に合格することが必要です。その合格率は、約3%と狭き門となっています。一方で、法律知識をきちんと有していれば取得可能な資格なため、法律知識の初心者であっても短期で合格しやすいとも言われています。そこで、司法書士の試験で合格を手にした人たちが、おすすめする試験対策を調べてみると、次のようなことが分かりました。まず独学ではなく、対策講座を開講しているスクールに入ることが合格への最初の一歩と言えます。スクールでは、出題傾向を分析し、より効率良く知識を得られるノウハウを有しています。通学か通信かは問いませんが、スクールを利用するのは最善です。

反復学習が司法書士の試験合格への近道

司法書士の試験は、知識量を試される試験です。そのため、一つ一つ丁寧に法律内容を理解し、定着させていくことがポイントです。例えば、テキストで学んだことをすぐに該当箇所の過去問などを問いて、知識をインプットしていくことを積み重ねるのです。広く浅くの勉強方法で、試験範囲をなんとなく見た、というだけでは合格することはできません。テキストと過去問を往復し、一つ一つの項目を深く理解するということが司法書士の試験では何よりも大切です。知識の定着には、繰り返しが重要ですから、理解できるまで繰り返し学習するようにしましょう。足踏みをしているように感じられますが、実は最も効率の良い勉強方法なのです。反復学習をしていても、最難関の国家試験ですから、時にはくじけそうになることもあるでしょう。しかし、最後まであきらめない気持ちが合格をぐっと引き寄せることになります。

司法書士の試験で越える壁は4つ

司法書士の試験は、全11科目が出題されます。その中で、憲法・民法・刑法・商法の4科目は午前の部として、これ以外の7科目は午後の部として試験が行われます。午前の部の4科目はすべてマークシート方式となっており、全35問中20問を占める民法の出来が、合否を左右します。午後の部は、マークシート方式と記述方式があり、マークシート全35問中16問ある不動産登記法が午後の要となっています。司法書士の試験合格には、午前のマークシート、午後のマークシート、午後の記述の3部門それぞれで基準点が設けられます。その基準点をクリアしなければなりません。その上で、合格ラインが設定されますので、それを上回る必要があります。出題数の多い民法や不動産登記法はもちろんですが、司法書士の実務で必ず必要になる民事訴訟法の理解度を深めることをおすすめします。